成分・種類解説 読了 約10分
ハイドロキシアパタイト配合歯磨き粉7選|成分・含有量で比較
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目次
【注記】 本記事は商品の成分・スペックを一般的な情報提供目的で紹介するものであり、医療アドバイスではありません。掲載製品の効能・効果を保証するものではなく、効果には個人差があります。製品の使用にあたっては各商品の表示・使用方法をよくお読みください。健康上の懸念がある場合は歯科医師にご相談ください。
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「ハイドロキシアパタイト(HAP)」は、近年ホワイトニング歯磨き粉の成分として注目されています。本記事では、HAPが歯にどのように作用するとされているかを整理し、HAP配合の代表的な歯磨き粉を成分スペックで比較します。
本記事は成分・スペック情報を提供するものです。効能・効果の保証はしません。効果には個人差があります。
ハイドロキシアパタイト(HAP)とは
ハイドロキシアパタイト(Hydroxyapatite:HAP)は、歯のエナメル質や骨の主成分となっているリン酸カルシウム系の化合物です。化学式は Ca₁₀(PO₄)₆(OH)₂ で表されます。
歯磨き粉に配合されるHAPは、ナノ粒子状に加工したものが主流です。日本では医薬部外品の有効成分として承認されており、以下の働きを持つとされています。
HAPの主な作用(承認された範囲)
| 作用 | 説明 |
|---|---|
| 再石灰化補助 | 脱灰(酸による歯の溶解)によって生じた微小な欠損部位に沈着し、回復を補助する |
| 歯面コーティング | 歯の表面の傷(マイクロクラック)を埋め、なめらかな表面を維持する |
| ステイン付着抑制 | 表面がなめらかになることで着色汚れが付きにくくなると言われている |
なお、HAPはフッ素とは異なるメカニズムで作用します。フッ素はエナメル質をフルオロアパタイトに変換して酸への抵抗性を高めるのに対し、HAPはリン酸カルシウムとして直接歯面に沈着する形で機能するとされています。
フッ素との比較
| 成分 | 分類 | 主な作用 | 配合濃度の目安 |
|---|---|---|---|
| ハイドロキシアパタイト | 医薬部外品有効成分 | 再石灰化補助、歯面コーティング | 製品により異なる(数〜数十%) |
| フッ化ナトリウム | 医薬部外品有効成分 | むし歯予防(脱灰抑制・再石灰化促進) | 最大1450ppm(成人向け) |
| フッ化第一スズ | 医薬部外品有効成分 | むし歯予防・歯周病菌の抑制 | 1000〜1450ppm程度 |
HAPとフッ素は共存できるため、両方を配合した製品も存在します(メルサージュ ヒスケア等)。一方、アパガードシリーズはHAP主体でフッ素を配合しない設計を採用しています。
フッ素配合歯磨き粉については「フッ素配合歯磨き粉おすすめ9選」で詳しく解説しています。
HAP配合歯磨き粉7選
1. アパガード リナメル(サンギ)
HAP含有: ○(ナノ粒子HAP) フッ素: 非配合 分類: 医薬部外品 研磨剤: 低研磨 価格帯: ¥1,200〜1,500 / 75g
サンギはHAP研究の先駆けとして知られるメーカーです。リナメルはHAPを主成分とした低研磨処方で、フッ素を配合しない設計が特徴です。エナメル質表面のコーティングを目的とした処方のため、むし歯予防のフッ素摂取は別途洗口液等での対応が考えられます。
2. アパガード プレミオ(サンギ)
HAP含有: ○(高濃度) フッ素: 非配合 分類: 医薬部外品 研磨剤: 低研磨 価格帯: ¥1,500〜2,000 / 100g
リナメルよりHAP濃度を高めたシリーズ上位モデル。着色汚れへのアプローチを強化した炭酸水素ナトリウムも配合しています。
3. アパガード ロイヤル(サンギ)
HAP含有: ○ フッ素: 非配合 分類: 医薬部外品 研磨剤: 低研磨 価格帯: ¥1,500〜2,200 / 100g
ロイヤルはプレミオと並ぶ主力ラインで、ステインケア成分としてポリビニルピロリドン(PVP)を追加配合しています。
4. メルサージュ ヒスケア(日本歯科薬品)
HAP含有: ○ フッ素: 1450ppm(フッ化ナトリウム) 分類: 医薬部外品 知覚過敏対応: ○(硝酸カリウム) 研磨剤: 低研磨 価格帯: ¥1,000〜1,500 / 80g
HAP+高フッ素+知覚過敏対応という三要素を組み合わせた医薬部外品。フッ素とHAPを両方配合する製品として選択肢に挙がります。
5. メルサージュ クリアジェル(日本歯科薬品)
HAP含有: ○ フッ素: 950ppm 分類: 医薬部外品 研磨剤: 低研磨(ジェルタイプ) 価格帯: ¥1,000〜1,400 / 90g
ジェルタイプのHAP配合歯磨き粉。研磨成分を抑えた設計で、エナメル質を気遣う方向けの処方です。
6. ビープラス トータルプロテクション(サンギ)
HAP含有: ○ フッ素: 950ppm 分類: 医薬部外品 研磨剤: 低研磨 価格帯: ¥1,000〜1,500 / 100g
HAP+フッ素の組み合わせを採用したサンギの製品で、アパガードシリーズとは異なりフッ素も配合しています。
7. ハイパーテック クリア(サンギ)
HAP含有: ○(高濃度) フッ素: 非配合 分類: 医薬部外品 研磨剤: 低研磨 価格帯: ¥2,000〜3,000
サンギが展開するHAP高濃度タイプ。プレミアム価格帯の製品です。
HAP配合歯磨き粉の比較表
| 製品名 | HAP | フッ素 | 知覚過敏 | ポリリン酸 | 研磨 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アパガード リナメル | ○ | なし | - | - | 低 | ¥1,200〜 |
| アパガード プレミオ | ○(高) | なし | - | - | 低 | ¥1,500〜 |
| アパガード ロイヤル | ○ | なし | - | PVP | 低 | ¥1,500〜 |
| メルサージュ ヒスケア | ○ | 1450ppm | ○ | - | 低 | ¥1,000〜 |
| メルサージュ クリアジェル | ○ | 950ppm | - | - | 低 | ¥1,000〜 |
| ビープラス | ○ | 950ppm | - | - | 低 | ¥1,000〜 |
| ハイパーテック クリア | ○(高) | なし | - | - | 低 | ¥2,000〜 |
選び方のポイント
フッ素も同時に摂りたい場合
HAPとフッ素を両立する製品(メルサージュ ヒスケア、ビープラス等)を選ぶか、アパガードシリーズ使用後にフッ素洗口液を使用する方法が考えられます。
知覚過敏が気になる場合
硝酸カリウムと HAPを組み合わせたメルサージュ ヒスケアが選択肢に挙がります。詳しくは「知覚過敏でも使えるホワイトニング歯磨き粉」を参照してください。
コストを抑えたい場合
アパガードシリーズの中ではリナメル(75g・¥1,200〜)が比較的手に取りやすい価格帯です。詳しくは「コスパの良いホワイトニング歯磨き粉」もご覧ください。
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【注記】 本記事は商品の成分・スペックを一般的な情報提供目的で紹介するものであり、医療アドバイスではありません。掲載製品の効能・効果を保証するものではなく、効果には個人差があります。製品の使用にあたっては各商品の表示・使用方法をよくお読みください。健康上の懸念がある場合は歯科医師にご相談ください。